フレッツ・ADSL開通前後の顛末

1.5M編 (2001/02〜2002/01)】【8M編 (2002/02〜2002/11)】
モア編 (2002/11〜2003/09)】【モア24編 (2003/09〜2004/08)
モアスペシャル編 (2004/08〜)

注)
以下の文章は私の主観で書いていますので、これを以て西日本電信電話株式会社の評価につなげないようお願いします。
2002年2月25日
116番に電話し、1.5M→8Mの切り替えをお願いする。
8Mのモデムは買い取りオンリーでその出費は覚悟していたけど「レンタルも始める」とのこと。ちょっと考えてやっぱりレンタルすることにした。レンタルは順番待ちで3週間くらいかかるとのこと。
しかし、なんで8Mのモデムのインタフェースが今更10Base-Tなの?

2月26日
モデム入荷の目処が立ったとのことで、3/7に工事するとのこと。
#3週間かかると言っていた割には早い。
モデムは勤務先に送ってもらうことにした。旧モデムは着払いで返送してください、とのこと。

2月27日
再度連絡あり、旧モデムは3/11に回収するので玄関に置いといてください、とのこと。
こんなにアバウトでいいんだろうか?

3月5日
モデム(ADSLモデム-MS)が届く。
とりあえず、今度は 1.5M / 8M 両方に対応なので接続替え。
外観は同じなんだけど、電源が違ったり(前はAC9V、今度はDC12V。従ってACアダプタも違う)して、中身は結構違うのかもしれない。
正面下側に「NTT西日本 備品」というシールが貼ってあったのには笑ってしまった。

3月7日
出勤時に電気工事とも電話工事とも知れない3台の車が家の前に。ひょっとしてうちのADSLの工事?(なわけないよな?)
朝っぱらからご苦労なことに、8:45頃に工事が行われたようで、一瞬切れたようだが、すぐにつながって、8M対応になっていた。
が、しかし高々1.7Mかぁ〜。期待したほどのスループットは出てないなぁ〜。


・・・ 帰宅していろいろ調べてみると、恐れていた事態が発生していた。つまり、

NAT箱の性能が足らない ・・・のかな?

なんで分かったかというと、通常使っているPC(Windows XP)から直接PPPoEセッションを張ると、3M以上出たから。3Mなら、まぁそんなもんかな、という感じ。
FreeBSDマシンでPPPoEの終端をしていることは前にも述べたが、これがLibretto50で、LANカードもCardbusじゃないし・・・。普通のPCMCIAって、こんなに性能低いのかなぁ?
さて、どうしよう?

3月8日
どうもいろいろ調べるに、PCMCIAの問題ではなくて ppp が相当重いらしいことが判明。
取り敢えずその辺に転がっていたマシン(富士通 FMV-BIBLO MCIII23)に変更することに。
#なんでそんなにマシンが転がってるのか、という突っ込みはなしね。
すると、こんな感じ。

最大3.7M程度、まぁそんなもんかなぁ〜。感覚的にはもう少しマシン性能がほしい感じ。

余談:
今回はFreeBSDのインストールが面倒だったのでHDDをLibrettoからFMV-BIBLOへ単に移設した。LibrettoはHDDが引っこ抜ける構造になっているが、FMV-BIBLOはそんな構造にはなっておらず、分解しなければならない。
小型(B5サイズ)のBIBLOを分解するのは2台目だが、全く、分解が難しい構造だ。今回は誤ってポインティングデバイスのボタン配線をちぎってしまった。

4月5日
速度的には普通使うには満足してたので、NAT箱の性能がちょっとなぁ、と思いながらもそのまま使っていた。
しかし、仕事柄いろいろ調べていると、ADSLモデムのリンクアップ速度が分かる方法があるらしい。これを参考にモデムを保守モードで立ち上げた。ここで見れたビットマップは次の通り。
(横幅が広くてキャプチャできなかったので2枚に分けている)
 
これを見ると、伝送路の周波数特性はかなり良いらしい。
また、リンクアップ速度も上り896kbps、下り7872kbpsになっている。PPPoEやATMのロスを考えると実質速度は80〜85%程度になるので、これを加味した場合下りで6.5Mbps程度出ることになる。
やはり、NAT箱の性能がかなり悪いらしいことが判明(泣)
なお、ここで説明されているのは1.5Mモデムで、8Mモデムでは、メニューからはバージョン情報・リブート・ファームウェア書き換えができるのみであった。
ちなみにバージョン情報は(MACアドレスは伏せています)
NTT DSL SD ATUR-E2
Hardware Revision: 0000
Software Version: 01.01 (Thu Dec 6 16:58:53 JST 2001)
Boot ROM Version: 01.01 (Thu Dec 6 16:59:42 JST 2001)
DSP Firmware Version: 17.10
MAC Address: 00:00:5F:XX:XX:XX

そういえば、最近NTTで線路情報が開示されるようになった。これで調べてみると、
だそうである。直線距離0.3kmにしてはかなり迂回しているなぁ。

全く話は変わるが、8Mに契約変更した後から、OSPFのパケットがパケットフィルタに引っかかるようになった。
Mar 24 04:23:53 vogue /kernel: ipfw: 3000 Deny P:89 202.231.xxx.xxx 224.0.0.5 in via tun0
最初はフィルタに引っかかるもの全てログに落としていたが、いい加減ウザいのでこのパケットに関してはログに落とすのをやめてしまった。
ちょっと穴開けてパケットをキャプチャしてみた。
vogue# tcpdump -i tun0 -n
tcpdump: listening on tun0
19:56:26.908543 202.231.xxx.xxx > 224.0.0.5: OSPFv2-hello 44: backbone [tos 0xc0] [ttl 1]
19:56:36.908230 202.231.xxx.xxx > 224.0.0.5: OSPFv2-hello 44: backbone [tos 0xc0] [ttl 1]
19:56:46.908158 202.231.xxx.xxx > 224.0.0.5: OSPFv2-hello 44: backbone [tos 0xc0] [ttl 1]
19:56:56.908527 202.231.xxx.xxx > 224.0.0.5: OSPFv2-hello 44: backbone [tos 0xc0] [ttl 1]
10秒ごとにhelloパケットが来てる。まったく、何やってんだよ、NTT西。(NTTの網終端装置の設定の問題で、ISP側の問題ではないはず)
何か変な経路注入してやろうか(笑)

その後
そして時代は「モア」へ・・・。

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