ロボット作り
1992年度の徳山高専学内ロボコンは棒に登って風船を割るという、これまでとは違った面白いテーマでした。これに私たち(当時情報電子工学科4年)のチームも参加しました。
テーマ
「木登り風船割りロボット」
ルール
- 競技名
木登りロボット風船割りゲーム
- 競技概要
パイプを登り、配置された風船を割って得点を競う。
- 競技ルール
- ロボットは有線で操縦する。
- 電源はDC5V、電流は5Aとする。
- パイプは外径114mm、高さ3000mmで、床面に垂直に2本設置する。
- 風船は、2本のパイプ(中心間距離2400mm)の中間位置にある支柱に高さを変えて配置するが、双方が公平になるように配置する。
- ロボット本体は、パイプに取り付けた状態で直径700mm、高さ1000mmの円筒の中に入るものとする。但しアーム(1本)は、長さ2000mm以内で認める。
- 風船は直径350mm程度あるいはそれ以下とする。
- 風船は赤、白に色分けし、それぞれのチームが自分のチームの色の風船を割っていく。相手のチームの色の風船を割ったときには相手のチームの得点になる。すなわち制限時間内の競技で残った風船の数が少ない方の勝ちとなる。但し双方が全部割ったときには、早く割り終えたチームの勝ち。風船の残りが同数になるときは、中央から遠い位置にある風船の数の少ない方が勝ちとする。
- 故意に相手の風船を割ると見なされるロボットは、審判の判断により失格とする。
- ロボットは、パイプに取り付けて接地した状態からスタートする。
- 競技中、ロボットの本体がパイプから離れてはいけない。
- 競技中ロボットに触れてはならない。
- 相手のロボットを故意に攻撃したり、相手のロボットの動きを故意に妨害してはならない。
- 競技時間は2分間とする。
- 風船を割る方法として、飛び道具(ヒモがついていても不可)や薬品などの危険な方法は不可とする。
- 風船を割る個所は1個所のみとし、針などの尖端部を持つものを用いるときは、尖端部の長さは5mm以内とし、試合以外は危険を防ぐための防護装置を必ずつけること。
- 2台とも風船を割れなかったものは、じゃんけんで勝敗を決する。
- 事前に車検を行い、登ることを確認する。また電源の調整の確認をする。
- 競技中の危険を避けるため、操縦者などの立入禁止の場所をもうける。尖端部や落下による負傷を防ぐため。
※これまで全国各地で行われたロボットコンテストは、水平面上で行われるものばかりでしたが、今回は重力に逆らって、棒によじ登るロボットに挑戦してみようということです。そのような点では、画期的なロボコンになると思いますので、独創力を発揮して、面白いロボットを作って下さい。
あなたならどんなロボットを作りますか?
これが私たち(当時情報電子工学科4年)の結論だ!
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