Photo & Essay

Updated: 2003/09/22

「海辺の町で」

撮影: 2003/09/21
山口県光市室積4丁目

日曜日の朝、いつもより明るい朝日で8時頃に目が覚める。
外を見ると、曇りの予報に反してさわやかな秋空。
いつもならば、このまま昼過ぎまでダラダラ過ごしているけれど、前夜4時過ぎまで起きていたにも関わらず、さっぱり目が覚めた。
差し込む陽差しを浴びながら、ふと思いついた。(半分嘘)
手早く洗濯を済ませて家を飛び出る。
そして、下り電車を乗り継ぎ、柳井駅へ降り立った。
人通りの少ない柳井の駅前は、閉店した店舗が目立つけれど、それでも以前よりきれいになっているような気がする。
柳井からは、バスに乗り継ぐ。
私を含めて3人を乗せたバスは、柳井の市街地を抜け、田園地帯を走る。
隣町の役場を過ぎ、しばらく走ると、左側に美しい瀬戸内の海が広がってきた。

バスは、青空の下、国道を快走する。
やがて、国道は半島の付け根に入った。
柳井を出て30分、周囲に街並みが広がって来たところで、私はバスを降りた。
街並みの中を少しばかり歩くと、海岸に出た。
波の音、さわやかな風。近所のおじさん、おばさんが井戸端会議中。
時が止まったような、私にとっては異空間。
しばらくの間、砂浜でいろいろなことに思いを巡らしていた。
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