つもちゃんのひとりごと (2017年11月)

古い記事のリンクは切れていることがありますが予めご了承下さい。
2017年11月15日  本日のお題:行きつけだったラーメン屋
今、嫁さんが旅行に行っていて、晩ご飯を外で食べて帰らないといけないという中で、急にあるラーメン屋さんの存在を思い出した。
昔、長いこと毎週土曜日の晩ご飯は必ずそのラーメン屋さんでラーメンライスを食べるのが習慣になっていて、ここにも何度かその話を書いたことがあり、恐らく初めて書いたのはこの時だと思うので、もう15年前になる。
まず入店すると強烈な豚骨臭のするお店で、薄切りのチャーシューと山盛りのネギがのった、自家製麺の細麺のラーメンに、カウンターに備付のすりゴマとニンニクを大量に入れ、またご飯には高菜漬けをトッピングして食べるのが毎週の日課だった。
10年ぐらい通ってただろうか、店主の健康状態からか一時期土曜日夜営業がなくなったり、そうこうしているうちに自分が結婚したりして、ぱったり行かなくなってしまった。それからもう7〜8年ぐらい経つだろうか。

昼にもカップラーメンを食べ、連続でラーメンを食べるのは少し気がひけたけれど、この機会を逃すと当分来れないと思った私は、そのラーメン屋さんの扉を開けた。
店主の「いらっしゃいませぃ」という声は変わってなかったけれど、やっぱり少し白髪が増えた気がした。麺は以前よりモチモチになった気がしたけれど、スープの味は変わってなかった。ニンニクがガーリックパウダーに変わってしまっていて、ちょっと物足りなかったけど。

ひとり暮らしで変化がなかった頃、その後いろいろなことがあった頃、店主と話をしたことは数えるほどしかないけれど、その話やラーメンの味は、自分の歴史の中に深く刻まれている。そんなラーメン屋さんが15年以上の時を経てまだ続いているというのも頭が下がる思いである。

今月分へもどる