[戻る]

Security FAQ

Last modified:Friday, 12-Jun-1998 17:41:15 JST


Q1. access-list の使用方法と注意点

A1. 一般に、基本的なアクセスリストは、出側インタフェースでフィルタリ ングが実行されます。9.21 や 10.0 のような新しい cisco のソフトウェアで は、入側ポートでのフィルタリング能力も加えられています。

フィルタリングしたいIPアドレスやプロトコルは access-list によって 設定します。インタフェースにおいて、access-listを有効にするには、 interfaceコマンドのサブコマンド access-group によって 行います。

フィルタは、トラヒックが入側インタフェース上に入り経路プロセスを通って 来た後で適用されます。そしてルータ自身が発するトラヒック(例えば、コン ソールポートからのトラヒックなど)は、フィルタリング機能を受けません。

*入側のフィルタは、access-group に inを追加して下さい。

			ciscoルータ
             +-------------------+
             |     GLOBAL        |
             |                   |
             | Routing           |
             | ^  v       Access |
             | ^  v       Lists  |
             +-^--v--------^---v-+
             | ^  v        ^   v |
             | ^  v        ^   v |
A----------->|-|  |>>>>Access  >>----------->B
             |1        Group   2 |
<------------|                   |<-----------
             |                   |
             |                   |
             +-------------------+
アクセスリストを定義の大雑把なやり方

masks.cを使用すると簡単にIP/APPLETALK/DECNETの アクセスリストが設定できます。

Q2. IP Spoofing を防止する手段はありますか?

A2. access-group inコマンドを使って、ソースに自分のIPアドレス が来るパケットを防止します。

例えば、202.241.200.0 が自分のネットワークの場合、

interface serial 0/0
ip access-group 101 in
!
access-list 101 deny ip 202.241.200.0 0.0.0.255 0.0.0.0 255.255.255.255
他にあれば記述します。
access-list 101 permit ip 0.0.0.0 255.255.255.255 0.0.0.0 255.255.255.255

Q3. ソースルートオプションを使ったIPパケットを破棄 したいのですが、どのように行いますか? A3. cisco では、ソースルートを指定している IP データグラムをルータで 破棄することが可能です。``no ip source-route''を指定することに よって、ルータはソースルートを使った IP データグラムを破棄します。 LSRR (Loose Source Record Route) を使った侵入方法には、 ``traceroute -g'' または``telnet @hostname1:hostname2'' コマンド等があります。

デフォルトでは、ソースルートは使用できるようになっているので、注意して 下さい。LSRR を使った TELNET で防火壁内部へ侵入する事が可能です。内部 ネットへ入るルータで設定しておけば、大丈夫です。


Q4. TACACS の設定方法 A4. TACACSは、ciscoルータやターミナルサーバのログイン認証に TACACSサーバ(/etc/passwdファイル)に使用します。TACACS サーバは cisco 社の正式なサポートが得られない点に注意して下さい。フリーなTACACS サーバは、以下から入手できます。

Unix 側のインストール

xtacacsd サーバをインストール後、/etc/passwdファイルを使用するならば、 デフォルトのまま起動します。コンフィギュレーションを変更したければ、 -cオプションを使用して、以下のように起動します。

# xtacacsd -c /etc/xtacacsd-conf
cisco 側の設定

cisco 側の設定は、以下のように行います(Enableパスワードは固定)。

tacacs-server host (tacacsサーバ)
tacacs-server last-resort password
tacacs-server extended
tacacs-server notify connections
tacacs-server notify enable
tacacs-server notify logout
!
line vty 0
password ????????
login tacacs