つもちゃんのひとりごと (2016年06月)

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2016年06月16日  本日のお題:万年筆
最近、万年筆がちょっとしたマイブームです。

私の上司が猛烈に資料を手で書く人で、万年筆を使って独特な字で書くんです。
万年筆自体も何本もお持ちで、冷静に机の上を見てみると、セーラー、パイロット、ペリカンのインク瓶が計7本。
それに影響されたのかどうかは分かりませんが、今いる部署では、万年筆ユーザーの率が高いのではないかと思います。

個人的には、万年筆を使うのは20年以上ぶりです。
高専3年と4年の頃の実験のレポートは「万年筆またはペン」で書くように定められていて、当時でも「いまどき何故に万年筆なのか」と思ったのですが、「万年筆が基本」みたいな書き方だったので、レポートのためだけに万年筆を調達して使っていたことがあります。
当時、インターネットはまだ無く、万年筆に関する知識も全く無い中で、字も太く(多分太めのニブだったんでしょう)使いにくいと感じていた万年筆は、実験の科目が終わるとともに使わなくなりました。

気が付くと40歳も過ぎ、ちょっとした「ステータス」みたいなところも自分の中でややウエイトが高くなってきました。そのひとつが腕時計だったりするわけですが、先の上司の話ではないですが、やはりそれなりの筆記具を使うというのも「ステータス」かな、と。

今は20年前と違ってインターネットでいろいろと調べられますし、通販も発達しています。万年筆の前、ボールペンにこだわっていた時にLAMY 2000 4色ボールペン L401を手に入れていたということもあって、昨年の秋にLAMY studio 万年筆 マットブラック L67-EF 両用式を購入し、これまで使ってきました。

しかし、結構塗装が剥げるんです。これぐらい別にどうってことはないと言えばそれまでですが、「ステータス」というところからすると、こういうアラが出ずに永く使えるものが欲しくなってしまいました。
万年筆といえば、国内外に有名なメーカーがいくつもあって、いろいろ検討したのですが、結局、LAMY 2000 万年筆 L01-EF 吸入式を選びました。
このLAMY 2000のシンプルなデザインであり、且つ実用性を兼ね備えている(特にクリップ部分)のは他には無いのではないかと思います。
さて、この万年筆は吸入式なのでカートリッジではないインクを準備しなければならないわけですが、万年筆のインクも調べれば調べるほど「沼」の世界で、上司の机に7本も瓶があるのも頷けます。散々迷った結果、今では少なくなった古典インクと言われるペリカン ボトルインク ブルーブラック 4001/76を選択することにしました。

LAMY 2000も独特で好き嫌いが分かれる感じのようだし、ペリカンのインクもロットのバラツキが大きくて当たり外れあるらしい、とのことでしたが、良い感じじゃないかと。EFにしては少し太い気もしますが、それも承知の上で最も細いEFを選択。
そうは言いつつ、店頭で試したパイロット 万年筆 コクーン ブラック 細字 FCO-3SR-B-Fの書き心地も結構良かったので、こちらも試してみたいところです。でも、万年筆って使わないとインクが詰まってしまうんですよね。そこそこ使う範囲で沼にはまってみたいと思います。

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